暗号通貨

コインチェック不正流出事件(CCショック)を受けての当ブログの見解

現在、コインチェックではすべての暗号通貨の取引と日本円を含む全ての入出金が停止される措置が執られています。

暗号通貨NEMが日本円にして500億円相当が不正に流出したという情報が出てきています。今後の公式発表が待たれます。

さて、そんな暗号通貨市場ですが、今回のようなケースは以前も何度か見ましたね。
一つは最も有名なマウントゴックス事件(通称GOX)です。THE DAOショックも半減期相場中の出来事ですので記憶に新しいです。

【#02】 半減期 vs 4大ショック!波乱の第三次ビットコインバブル 前回の投稿後も荒れた展開が続いていたため、暫く観測期間を設けていました。 その間、僕は防衛手段としての複数ウォレット間の資金移転...

日本におけるサイバーセキュリティは、成長企業に国が助成金を出す、或いはサイバー空間におけるセキュリティの強さを定期チェックするくらいにしないと、ビジネスが成長している企業の資金余力のみでは強固なセキュリティ体制を維持することは難しいと考えさせられます。成長企業はハッカーに狙われやすいためです。

コールドウォレットで守る方法もあったかと思いますが、コールドウォレットで守っていたものがメジャー通貨に限っていたことは、流動性が極めて高いことと、昔から採用していたからだと認識しています。3年くらい前に、僕がまだコインチェックを利用していた頃、問い合わせに対する回答で、コールドウォレットの管理が人力作業という説明が返ってきたことがありました。

コインチェックは今じゃ立派な成長企業ではありますが、会社には方針があり、少数精鋭を軸としたベンチャー企業では当然人員は足りません。今回はコールドウォレットで管理していない暗号通貨があったというわけですが、もしコールドウォレットで管理していたらユーザーが気軽な送金すらできないシステムとなり得ます

暗号通貨は法律も整備されておらず、完全自己責任の世界です。そもそも、銀行にペイオフ制度があることに対し、「ビットコインは、特定の国家や団体に縛られない代わりに、各自で秘密鍵を保有し、それが盗まれても自己責任になるので注意しましょう」という文化だったはずです。暗号通貨保有者は、その秘密鍵の管理を取引所に委託することで、容易に管理できているように感じるのです。これは既にマウントゴックス事件の時にユーザー間で反省されてきたことです。それからたったの数年で同じことが繰り返されています。愚か者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。まさにそれです。

今回の事件は、暗号通貨保有者に恐怖を植え付けただけでなく、管理の実態を浮き彫りにしました。僕は2年以上前から既に海外取引所やコールドウォレット等にすべての保有通貨の移動が完了しており、その時点で、日本の取引所の通貨管理体制やサーバー管理体制の甘さは認識していました。しかし、今回の事件を対岸の火事と思わず、どの取引所にもそういったリスクがあることを認識しなければなりません。今一度、管理方法を見直す時期にきているのではないでしょうか。

また、今回の事件をきっかけに暗号通貨界隈ではスプレッドについて議論されるようになりました。

https://next-bigtrend.com/index.php/2017/01/17/exchange/