暗号通貨

[第2回] 暗号通貨浸透の先にあるもの

https://cbdc.tokyo.jp/index.php/2017/03/13/1-10/

暗号通貨の世界にはいくつかのブルーオーシャンがあります。

第一は、マイニングのブルーオーシャン
第二は、個人のブルーオーシャン
第三は、ビジネスのブルーオーシャン


【マイニングのブルーオーシャン】

ビットコインなどのメジャー通貨マイニングの個人参入は既に終焉を迎えている。限りなくレッドに近いオーシャンであり、通貨によっては極めてディフィカルティが高く、今年に入り新興通貨に対しても巨大資本の動きが早い。電気代をペイできるほどの投資は期待できず、リスクも高いです。

中国人マイナーがASICBoostを使っている限りは一般の計算機能では太刀打ちできないようになっています。(その辺も含めて今ソフトフォークという変化の時にきている)クラウドマイニングの方が割に合う状況になってきています。約1年半前より筆者も積極的なマイニングを行っており、対象がマイナーな通貨であったこともあり、早くから参加し電気代や設備投資費用を余裕をもってペイできるほどの恩恵を1年ほど得てきましたが、個人として続ける理由はもはやなくなっている状況です。


【個人のブルーオーシャン】

初期フェイズからの投資による中長期的値上がりの恩恵。高いボラティリティによる短期的値上がり、値下がりの恩恵。そして様々な規制が整うまでの制度面の恩恵。

短期なボラティリティ幅は今後収斂される可能性が高いです。これはメジャーな通貨の話であり、暗号通貨はカウンターパーティを通じて作成可能なためマイナー通貨においては高いものも残るでしょう。ただし、例外として先日のイーサリアムのフラッシュクラッシュのような事態も考えられるため、注目される点はセキュリティ面や同通貨の取引所間価格差となるでしょう。

初期環境(制度)面を利用した個人での立ち回りから得られる恩恵は大きいものですが、先進国において公的機関の監視の目が強まっており、今後もルールの改変は幾度と行われるため、そこに期待はできなくなってきています。


【ビジネスのブルーオーシャン】

ベンチャー企業の環境整備による恩恵。暗号通貨やブロックチェーンに関連する金融事業の恩恵。そして巨大資本の早期参入による恩恵。

世界的にもこのオーシャンは広く深く、技術屋の調達や専門企業との提携による大きな収益が期待できます。メガバンク、大手生保、NTTデータ、GMOグループ、SBIグループなどの動きが早いです。2、3年後にはレッドオーシャンに変わっている可能性も考えられます。


このように、どのオーシャンも潮目が変わりつつあるのです。個人として上手く立ち回るために今何ができるかを考える時にきています。この世界は技術面、知識面の格差が大きく、今後その格差はどんどん拡大することとなるでしょう。