暗号通貨

【#02】 半減期 vs 4大ショック!波乱の第三次ビットコインバブル

前回の投稿後も荒れた展開が続いていたため、暫く観測期間を設けていました。

その間、僕は防衛手段としての複数ウォレット間の資金移転作業を断続的に行っていました。

570ドルの高値をつけた後は、暫く足踏みをし、その後勢い良く上へと突き抜けました。その場面では、三角持ち合いを形成し、完璧な形で強固な上昇を見せました。これは米ドルベースで引っ張ったからだと見ています

【#01】 第三次ビットコインバブル到来 ついに訪れたビットコインバブル。※タイトルの第三次というのは、大局視で第三次(三回目)としているが、初期から考えれば、(1ドル⇒100...

800ドル手前になり、小中規模の調整を挟み足踏み状態。この場合も米ドルベースで全体を左右していく状況。

今回の急騰の背景には、(今となっては説明するまでもない)半減期がありましたが、細かい説明としては、それ以外にも英国のEU離脱と中国の元安を受けて逃避的投機マネーの流入があったと考えられます。中国マネーは5月(6月発表)の米雇用統計を受けて香港市場にも流入しており、流動性は高まる一方です。

6月12日。ビットコインの時価総額が1億ドルを突破。

そこからBTCUSDは何度も800ドルの壁に挑戦したが追い返される形になり、一旦急落の形となりました。1000ドルを達成できなかったのは以下の理由が考えられます


  1. DAOへのハッキング(The DAO Shock)
  2. 先物の価格調整(Price Adjustment)
  3. Bitfinexエラー(Bitfinex Shock)
  4. イギリスのEU離脱問題(UK Shock)

考えられる要素はこの4つ。1000ドルまでいかなかったのは、これらのタイミングが重なったことにあります。特に、3と4が同タイミングで起きたというインパクトが大きく、米ドル建て大手のBitfinexによる支えが一切なくなり、イギリスの取引所Bitstampが売り崩されたわけですが、その様はまるで雪崩のようでした。


【1】 DAOへのハッキング(The DAO Shock)

DAOシステムの仕組み(の抜け穴)を利用したハッカーが現れ、ETHを3.6百万ETH(少なくとも日本円換算で60億前後)を強奪したことが問題となりました。それによりDAO、ETHは40%以上の下落。DAOに関しては価格が半分以下(日本円だと20円から一時6円)にまでなりました。
市場は大パニック。

ちなみに攻撃者(DAO Attacker)は自分は合法的にそれを行ったと述べていました。

A message from the $DAO attacker. Thanks for all the fish, this is legal and I got legal council. Thanks $ETHpic.twitter.com/S9R5uiC7DU— WhalePanda (@WhalePanda) 2016年6月18日

以下の記事で詳しく解説されています。

ハッキングによりDAOから失われた360万ETHと残された激動の27日間

釣られてBTCも下落。

以前から、DAOの将来について不安視するような声が少しずつ増えていたことは事実です。僕は、DAOはローンチされてからは一度も買わずにいた(むしろ少量持っていたためローンチ後に即売却した)ため、被害は受けなかったものの、Altcoinトレーダーにとっては由々しき問題です。

今回の事件について、日本国内ではテレビ新聞報道はなし。web報道も誤解を招く内容ということで批判の対象となっていました。米国ではWSJが紙面にて報道。日本が暗号通貨において極めて遅れていることが改めて証明されました。暗号通貨を専門に扱う労働者や大手金融機関に勤める人間に専門知識に長けた人間が限りなく少ないこと、そもそも暗号通貨についてもビットコインとイーサリアムの二種類を知ってるのくらいなので、このような現象が起こります。

議論の末、最終的にイーサリアムのソフトフォーク&ハードフォークが決定されました。

中央集権でないことが売りのこれらに、そのような対策を講じることが果たして運営として良いことなのか、といったことが議論の焦点となったが、今回限りは仕方のないことだと僕は感じました。

DAOについてはまた別の機会に記録を残せればと思います。


【2】 先物の価格調整(Price Adjustment)

なぜ調整しないのか謎だった先物。ご覧のとおり。僕が設定したラインのいずれも割り込み、先物価格は730ドルを下回りました。


【3】 Bitfinexエラー

6月21日、まさかあそこが壊れちゃうとは・・・。予想外にもあのfinexがダメになってしまいました。

この時点で僕はバブル崩壊を感じ取ります。再び1000ドルを目指す可能性はありながらも、余程の材料と上昇圧力がなければ難しいと悟ります。半減期イベント下にあっても。

支えの主力として残されたのはOKcoinとHuobiくらいでしょう。やはりチャイナです。

チャイナマネーが世界を動かす時  昨日の大商いから一転、ビットコイン相場が大規模な調整フェイズに入った。 500ドルを達成したBTC/USDが、日本時間の明け方頃から...

【4】 イギリスのEU離脱(UK Shock)

イギリスがEUを離脱しなければこちら(暗号通貨)にわざわざ資金を逃避する必要もなくなるといった仮説がありました。そして実際、EU離脱懸念が後退といったニュースが広がり、資金がサーッと引いていきました。

そこまでは僕も想定済み。だが何かおかしい。先物は想定の範囲で収まっているのに、日本円建てはやけに下がっています。いろいろチャートを見ていくと日本円建てだけが特別下がっているのではなく、原因はイギリスに本社を置くBitstampにあったようです。そこからは『一時的なstampOK先物手動相場』と認識をアップデート。

イギリスの投票結果を受けてたしかにBitstamp手動になるなどの変化はあったものの、特別大量の資金が流れ込んできたとは考えにくいです。日本のTV報道は少しズレていると感じました。上昇のベースとしてあったのは、あくまでも半減期です。

投票結果開示直後の主要各国の通貨


今後について。

もはや現在ではBTC、ETH、DAO、その他の相関性、逆相関性はめちゃくちゃで、その時々の事象によって変わってきています。難しく考える必要はないです。以前より暗号通貨の管理法として述べているとおり、今後も優先相場を意識して資金移転という名の防衛手段を採る事が、結果として最も利益を生み出す方法となるでしょう。利益至上主義に陥れば先のICOバブルの幻想崩壊のような被害を被ることになるでしょう。より安全な場所を意識することです。